こんにちは!訪問ありがとうございます。
子育ても仕事も目指せ80点!のワーママそっこそっこです。
みなさん、海外赴任に選ばれる人ってどんな人が多いかわかりますか?
選ばれる人は英語がペラペラなイメージがあるかと思います。
しかし当たり前ですが、英語力とやる気があれば誰でも選べれるわけではありません。
今回は海外赴任に選ばれる人の特徴について紹介します。
![](http://sokkosokko.com/wp-content/uploads/2020/10/海外赴任.png)
海外赴任希望すれば全員出来るのか?
私は、地方にある中小の機械メーカーに勤めています。
海外への輸出もあり、アメリカ、ヨーロッパ、アジアに拠点となる子会社を持っています。
海外事業に力を入れていることもあり、入社理由が子会社に海外赴任したいからという社員も多いです。
実際に、私の大卒文系・同期は10名ほどいますが、このうち4名が海外赴任を希望して入社しました。
この4名は、海外の大学を卒業し、就労経験があったりアメリカグリーンカード(永住権)を持っていたりなど英語のスキルがかなり高いです。
そんな国際派な彼らですが、全員が全員海外赴任できたわけではありません。
入社して7年経ちますが、海外赴任できたは同期全体で3人です。
しかもこの3人のうち1人はもともと海外志望ではなかった、英語が全く話せない理系の同期です。
英語が話せなくても海外赴任に選ばれる?
今回は私の同期を事例に、どういった人が海外赴任できたのか紹介していきます。
パターン①英語ペラペラ・海外赴任できた同期
パターン②英語ペラペラ・海外赴任できなかった同期
パターン③英語全くダメ・でも海外赴任できた同期
パターン①英語ペラペラ・海外赴任できた同期
パターン①の同期は二人います。
二人とも子供のころから海外で生活し海外の大学を卒業、日本よりも海外生活の方が長いです。
彼らは海外のお客さんとやり取りをする、海外営業に配属されました。
そして入社して3年後、東南アジアエリアのまとめ役としてシンガポールに子会社が設立されました。
彼らは海外営業で培ったスキルを活かし、営業担当としてシンガポールに赴任したのです。
パターン②英語ペラペラ・海外赴任できなかった同期
パターン②の同期も二人います。
二人ともパターン①の同期同様、英語はペラペラ、海外赴任を希望して会社に入社しました。
彼らの配属先は海外営業をサポートする部署。
直接お客さんとやり取りはせず、主に海外マーケットの情報収集、分析する部署です。
彼らもシンガポールの子会社が設立された時、赴任の希望を出しましたが、残念ながら希望は通らなかったようです。
そして赴任できなかった二人はしばらくして会社を辞めてしまいました。
パターン①とパターン②の同期の違いは何だったのでしょうか?
海外赴任の明暗を分けた不可抗力な理由
英語のスキルという点では大差はなかったのですが、赴任の明暗を分けたのは、配属先だったと思います。
シンガポール子会社での業務は、現地での営業活動がメインとなります。
やはり実務として営業を知っている、お客さんと顔見知りというのがポイントになり、海外営業の同期が選ばれました。
しかし配属先を決めたのは会社。
結局、海外赴任の明暗を分けたのは運だったということになります。
パターン③英語全くダメ・でも海外赴任できた同期
最後にパターン③の同期を紹介します。
彼は理系の大学を卒業し、製品の品質を管理する部署に配属されました。
英語はかなり苦手だったらしく、TOEICも300点台とかなり低かったです。
マークシート式のTOEICですので、当てずっぽうで答えたほうが点数がいいのでは?と同期にからかわれていたほど、英語ができませんでした。
そんな彼がアメリカの子会社に赴任すると発令が出たときは、同期全員が衝撃を受けました。
なぜ彼は海外赴任できたのでしょうか?
それは、ちょうどアメリカ子会社の品質管理部署で欠員が生じ、日本本社から社員が赴任する必要あったためです。
しかし、この部署は子育て中の社員が多く、赴任を希望したのは同期一人。
必要とするスキルがあって、やる気もある、そんな理由で選ばれました。
海外赴任するには英語力以外のスキルが必要
同期の事例から学べることは、海外赴任に選ばれるのは英語力以上に赴任先で使えるスキルを持っているかどうかが重要ということです。
当然ですが、海外子会社も会社経営のための業務は営業以外にも多くあります。
その中でも、経理業務、品質業務やエンジニアなどの専門部署は、日本本社と密に連携をとるため本社から社員を赴任させるケースが多いのです。(あくまで私の勤める会社の場合)
実際、海外子会社の経理担当はほとんどが本社経理出身者です。
海外営業部から行くよりも、このような部署から海外赴任するほうが希望者も少ないため赴任できる可能性は高いです。
よって、海外赴任したい方は、英語以外のスキルを磨くことが近道です。
海外赴任したい人の大半は、海外で暮らしたいという人だと思います。
しかし、会社は海外生活させるために社員を赴任させる訳ではありません。
海外赴任したいのであれば、自分のスキルを使って赴任先でどういった価値を提供できるのか考えることがいちばん大切です。
以上、中小機器メーカーを例に海外赴任に選ばれる人について紹介しました。
私の会社の事例がみなさんの参考になることを願っております!
コメント