マイホーム不要!田舎子育て中の共働き夫婦が賃貸を選ぶ理由とは?

こんにちは!地方の田舎で4歳と1歳の子供を育てているそっこそっこです。

突然ですが、皆さんはマイホーム派、賃貸派どちらでしょうか?
田舎では家族ができたらマイホームを購入する人が多数派ですが、我が家はずっと賃貸住まいの予定です。

なぜマイホームが主流な田舎で賃貸暮らしを選ぶのか?
賃貸がとってもお得な理由をお伝えしていきます。

この記事はこんな人に向けて書きました!
マイホームか賃貸住まいどっちがいいか迷っている方
子どもが生まれてそろそろマイホームは?とまわりからプレッシャーをかけられている方
家に大きなこだわりがなく住めればいいと思っている方

30歳になって友人がマイホームを買い始めた

20代後半に友人や同僚の間で結婚・出産ラッシュがありました。
30歳を過ぎ二つのラッシュが落ち着いた後、今はマイホームラッシュが到来しています。
友人の新居に遊びに行くとマイホーム素敵!と思う反面、「マイホーム買わないの?」という友人の質問がプレッシャーに感じることがあります。
なぜマイホームを買わないのか?大きな理由は3つあります。

理由①家賃補助を思いっきり活用するため

会社勤めしている私たち夫婦は、会社手当で家賃補助があります。
家賃補助は会社が家賃の一部を負担してくれるものですが、賃貸暮らしだともらえるのにマイホームを購入すると家賃補助はもらえません
我が家の場合、10万円の家賃に対して月々2万7千円の家賃補助をもらっています。
割合でいえば、およそ家賃の1/4を会社が負担してくれている計算です。

この家賃補助、ずっと賃貸で暮らしたら総額いくらもらえると思いますか?
仮に30歳から65歳まで働き(35年間)、毎月2万7千円の家賃補助を受けると仮定すると、

27,000円×12か月×35年間=1,1340,000円!!

なんと一千万円以上もらえるのです!
もちろん制度は時代によって変わりますが、賃貸に住むだけで大きな額の補助が受けられるのはかなり魅力的です。

うちの会社はそんなに景気良くないよ!


仮に家賃補助が月1万円だとしても総額4百万円にもなります。
賃貸暮らしするだけで4百万円ももらえるのはありがたい限りです。

会社勤めの方は、一度家賃補助の総額を計算してみてはいかがでしょうか?

理由②マイホームと賃貸費用は一緒?

マイホームも賃貸も月々の支払いは同じくらいだよ!

住宅メーカーの営業トークでよく聞く話ですが本当でしょうか?
マイホームを買うと家賃以外に見えないお金が発生します。

修繕費の平均は556万円

購入後30年以上住んでいる方のリフォーム費用は平均556万円だそうです。

出典元→https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/kodate-shuuzen-201607/

固定資産税は年10~12万円

地域や土地の大きさによって変わりますが、一般的に年間の固定資産税は10万~12万と言われています。
出典元→https://kodate.chintaistyle.jp/article/koteisisanzei/

何十年スパンで考えると見えないお金も結構負担になってきそうですね。

とはいえ賃貸暮らしだと老後働かなくなっても家賃を払い続けないといけないのは辛い・・・

そう思われる方は、
家賃補助分のお金(理由①)と修繕費や固定資産税分のお金を足し合わせるといかがでしょうか?
我が家の場合は、これらのお金を足し合わせると1900万円。
65歳から20年間約8万円の家賃の家に住むことが出来る金額です。
月8万の物件は田舎で二人暮らしであれば十分な家に住むことが出来ますよ。

理由③マイホームは資産になりますか?子供に家をプレゼントはあり?

理由②で説明したように老後マイホームがなくても、家賃補助、修繕費、固定資産税分のお金を老後の家賃に充てれば十分生活できると紹介しました。

マイホームを資産と考える方でこのように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

子どもに家を残してあげたいの!

子どものためにマイホームという資産をあげたいという方です。
大切な我が子に資産を残してあげたい気持ちはわかります。

しかし、社会問題化している空家問題。令和2年度の調査によると空家率は14%*1だそうです。
これは25年前の1993年の空家率と比較すると1.27*1倍です。
同じ割合で空家率が伸びていくと仮定すると、
皆さんのお子さんが成人して家をプレゼントする25年後は、空家率が18%。
全ての家のうち1/5が空家となっている状況です。

自分の家が空家になる可能性も十分あり得る時代。
私が子供だったら中古のマイホームをプレゼントするなら、

現金残してくれい!と思います。

*1国土交通省 令和2年度 住宅経済関連データより
https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html
*21993年の空家率は11.1%

結論:田舎=持ち家ではない!賃貸暮らしで柔軟な暮らし方を

賃貸物件の最大のメリットは家族構成に合わせて柔軟に対応できるという点です。
今は子供達と大きな家で暮らしていても20年後は子供達と暮らしているでしょうか?
私の実家は現在、5人で暮らしていた家に父と母が細々と暮らしています。
昔の子供部屋は物置として使われています。
実家に帰るたび、マイホームって何だかもったいないな~と思うのです。

確かにマイホームは素敵です。
家族との思い出の場所、ぬくもりはお金に変えられないものだと思います。
しかし、マイホームでなくても家族との素敵な思い出は作れますし、家にこだわらない人は賃貸物件で生活するほうがメリットが大きいのではないかと思うのです。


今なお、田舎ではマイホームを買うのが当たり前といった風潮があります。
実際に田舎は賃貸物件が少なく、特にファミリー向けの物件は希少です。。
しかし変化の激しい時代に合わせて田舎での賃貸物件の需要も確実に高まると思います。
あと数年したら田舎の住宅事情も様変わりするかもしれませんよ。


以上、賃貸暮らしをしている家族の一意見として皆さんの参考になれば幸いです!

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